認知症

認知症(痴呆)とは

認知症(痴呆)とは、脳の血管の障害や、脳の神経細胞の老化や変性により、脳全体の機能が低下し、「物忘れ」から始まり、次第に話も通じにくくなり、生活が1人では適切におくれなくなる疾患です。
しかし、進行や症状は患者さんによって様々で、「物をとられる」とか、「人にのぞかれている」「夜中に人が入ってくる」といった幻覚や妄想を伴ったり、夜、寝ないで徘徊する人もいます。

治療の流れ

専門外来で鑑別診断を

入院の対象は精神症状や異常行動を伴う老人性の認知症(痴呆)で、寝たきりの状態ではない患者さんです。しかし、老人の場合には、うつ病や他の精神病、脳腫瘍などが認知症(痴呆)と間違われている場合があり、当院では、認知症(痴呆)疾患専門外来を開設して、他の疾患との鑑別と入院の適否を判断しています。

入院・専門治療

入院が決まったら、まず、介護が困難になっている問題をはっきりさせることから始まります。そして、さまざまな専門職が、それぞれの患者さんの症状と環境に合わせて、治療目標と治療計画を作成し、薬物療法や精神療法と同時に生活機能回復訓練を行います。
これにより、情緒を安定させ、残った脳の機能を最大限に引き出し、認知症に伴う精神症状や行動障害を緩和します。

治療環境

症状に応じて個室と4人部屋があり、ゆったりとしたスペースで治療を受けていただけます。医師・看護師・作業療法士・心理士・ソーシャルワーカー・介護職員などの専門スタッフが24時間体制で皆様の治療にあたります。

【看護・ケアの方針】

平成11年より隔離拘束を廃止し、平成12年からは法律上認められている抑制(身体固定)も廃止した看護・ケアを展開しています。

食事・入浴

【食事】
栄養士が一人ひとりの健康状態に合わせた献立を考えます。季節の品々を取り入れた食事と1日2回のおやつを用意し、あたたかい雰囲気でめしあがっていただきます。

【入浴】
マンツーマンでの個別入浴方式なので、ゆっくり入っていただけます。
身体の不自由な方に特に配慮された特殊浴槽も完備しています。

退院してから

入院治療は、問題点を絞り効果的に行います。
1カ月を経過した時点で効果を判定し、6カ月までには退院していただきます。
退院後、在宅で介護される場合は介護の負担を軽減するために、公的な機関が行っている各種のサービスを受けられるように、あらかじめ当院のソーシャルワーカーが相談を受けますので、お気軽にご相談下さい。

見取図

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